愛知母親大会 [報告②]

「美味しくたべていますか?愛知の農産物―安心安全な食料は日本の大地から―」

   ・助言講師 船木麗子さん(NPO法人 矢作川自給村稲穂の里 理事)

食を取り巻く問題、農に関する諸事情、国の対応など「食べごと」にかかわる問題は無数にあります。
また、今ほど消費者が声を上げなければいけないときはないほど「生命」にかかわっています。

助言者の方は言います。
“食に関心をもつことでいろんな情報を知ることができる。意識をもって行動することが大切。”

このかたは実際に農業設備をととのえて希望者を募って農業体験を実践してます。こうした農業体験を通して“家族の会話が増えた”という家庭もあるそうです。
そして無農薬で有機栽培を実践している人たちを集め、組合をつくり、販売もしています。
詳しくはこちら→「NPO法人 矢作川自給村 稲穂の里」「あいのう流通センター」

“農業にかかわることで環境や自然に関心をもつことができる。勉強して情報収集しましょう”と呼びかけます。

“でも、気持ちをゆったりもつことも大事。頭では「いいもの」と思っていてもスーパーでは安い方を選んでしまう。自分の意識と行動が違うこともあることです。”と言います。

“だから判断基準をもつことが大切。「食育」にもつながるけれど、旬の野菜を食べるようにすればそれだけでも農薬は少ない。「身体にいいものは高い」と思いこんでいる節があるので先入観をもたずに農家を信用してほしい。”
と訴えました。

“輸入食品は流通を通すことでエネルギーを使います。これは環境問題にもつながる。大きなコトは考えなくていい。自分にできることから始める。じゃないと続かないです(笑)”

“「食品表示ウォッチャー」や「スーパーへ要求を出す」ことは主婦の力に勝るモノはない。市場は消費者の声を待っています。声を上げなければ「売れるものを効率よくつくるのみ」です。みずから行動していきましょう”と結びました。

year 2005~2007

Posted by Yuko