名古屋港見学&学習会 その2
チルド倉庫
まず、この倉庫にお邪魔したときに感じたのは「におい」です。
それは決して心地いいものではありませんでした。
食べるモノを扱っているとは聞いていたのですが、「食べるモノ」のにおいではありません。それは明らかに薬品のにおいでした。
写真「倉庫1」~「倉庫6」 写真「倉庫1」
写真「倉庫2」
この2枚の写真で倉庫の中がどれくらいの広さかある程度は推測できると思います。
人の背丈以上に積んである段ボールの中は全部果物です。
そう聞けば、フルーティな香りや南国のイメージが広がると思いますが、ここには衝撃的な事実しかありません。
写真「倉庫3」がそれを物語っています。
紙に書いてある「1」という数字は倉庫に運ばれてきたときの月日。
なんと!「今年の1月」に運び込まれたグレープフルーツが元のかたちのままそこにあるんですよ!!
「82」というのはロット番号で作業用。
「56’s」というのは一箱に56個入っているという意味です。
また、これらのフルーツは店頭にも並びますが主に外食産業などに流通しており、私たちはこれを「バイキング」などで食べています。
それから、フルーツとしてのかたちが崩れてきた(腐ってきた)ものは、切り落として更に「カットフルーツ」として市場に出回ります。 写真「倉庫4」はその作業をしている人たちです。
写真「倉庫5」
写真「倉庫6」の部屋には野菜が置いてありました。
日本全国からも野菜が届くのでにんじんやキャベツなどもありましたが、その横にひっそりと中国から「去年の12月」に届いた水煮レンコンがありました。
海外から届く大量のフルーツたち。
でも、それを食べられるようにするためにどれだけの「防腐剤」や「防黴剤」が使われているのでしょう。
また、こういった倉庫では殺菌するために入荷したら「青酸ガス」をかけるそうです。そして徐々に濃度を下げ、人間が入れるようになってからやっと作業をするそうです。
そこで働く人たちの健康も心配です。
こんなにたくさんの薬品付けにされた物を食べた子どもたちが「アトピー」になる原因が見えるような気がしませんか?
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